欧州サッカーで若手が光るドイツとスペイン

若手サッカー選手

サッカー選手として活躍できる年齢が、野球などの競技と比べると比較的短く、そのため選手層の新陳代謝が求められるサッカーにおいて、若手を発掘して来るというのは、クラブを運営するにあたり重要なポイントです。

現在主力級の選手が20代中盤や30代だというチームは、ほんの数年先に、彼らの衰えによってチームの成績を落とす恐れすらあります。そのリスクを避けるためには、できるだけ毎年10代後半から20代前半の若い選手をチームに補充し続ける必要があります。欧州で若手の育成に定評があるのは、スペインとドイツです。スペインはカンテラと呼ばれる下部組織を持ち、そこからトップチームに選手を引き上げることで、新陳代謝をはかっています。

バルセロナやアトレティコマドリードといったチームが有名です。一方のドイツは、10年以上の長期計画のもと、若い選手を排出する仕組みをリーグ全体で作り上げ、現在では上位チームから下位のチームにまで、将来を嘱望される若手を有しているような状況です。彼らはこれからの将来、トップスターになるまで成長するのか、それとも実は今が活躍のピークなのか、キャリアの選択によっては大きく左右されることになります。期待のホープがこれからどんな道をたどるのかを辿ってみるのも面白いでしょう。