欧州サッカーの各リーグにはランキングが設けられ、そのランクによってチャンピオンズリーグなどの出場枠が決まります。これは各国代表の世界ランキングとは異なるものです。リーグランクにおいてはドイツよりもスペインの方が上位ですが、世界ランキングでは時々によるとはいえドイツの方が安定して上位にいます。
これはスペインリーグは言葉の関係もあり南米の選手が集まり易く、特に上位チームのレベルが高いことに関係しているでしょう。一方ドイツはベテランから若手まで代表選手の層が厚く、世代交代の落差が少ないのが特徴です。過去のワールドカップの成績をみてもドイツは、グループリーグ敗退がほとんどなく、優勝4回準優勝3回を誇ります。スペインは優勝1回でグループリーグ敗退も何度か経験しています。
ただ、これがチャンピオンズリーグの成績になると逆に、現在スペイン勢の優勝が続いています。海外のサッカーは時代によって趨勢も、戦術も変化します。その先端をいくのが欧州ではスペインとドイツといえるでしょう。各代表チームそして各リーグを見ることで、特徴の違い感じることもサッカーの楽しみのひとつです。憧れの選手のプレーに魅了されつつ、チームとしてどこが素晴らしいのか分析するのもサッカーの醍醐味です。