欧州サッカーがシーズンオフになる夏頃、最もニュースを騒がせるのは、移籍にまつわる話です。特に、前のシーズン活躍した選手に対して高額の移籍金が動く傾向にあります。タイトルを逃したビッグクラブや、少しでも順位を上げたい中堅チームは戦力の底上げをはかるため、積極的に市場で動きます。
なかでも注目なのが、スペインの二大チーム、レアルマドリードとバルセロナです。常に勝利を義務付けられていると言っても過言ではないこの2チームは、非常に大きなお金をかけて選手を獲得します。これまでの高額移籍金ランクでも上位に名を連ねています。有力な選手が発掘されやすいのはドイツブンデスリーガです。安定した経営と高いレベル、さらに積極的に若手を起用する風潮も相まって、毎年の様に注目選手が現れては国内の強豪クラブや国外のビッククラブから大きなオファーが届きます。
ブンデスリーガに注目すれば、将来ビッグスターになれる選手がまだ若い頃のプレーを見ることができるでしょう。サッカークラブのマーケットでの動きを見ることで、来季のチームづくりの青写真すら伺えます。試合が無いからといって決して目を離すことができないのがサッカーというスポーツなのです。