欧州UEFAチャンピンズリーグをご存知でしょうか。サッカーファンでは間違いなく知らない人はいない位の世界的な大会です。ヨーロッパ中の強豪チームが優勝目指して戦うクラブ・ワールドカップと並ぶ人気と注目を集めています。そこで過去のUEFAチャンピンズリーグを調べていくと、興味深いデータが見つかりました。
それは圧倒的にスペインが優勝している数が多いのです。1955年を皮切りに2017年までになんと、16回も優勝しているのです。これはとんでもない数です。現在、リーガエスパニョ-ラ2強のレアル・マドリードとバルセロナがありますが、レアルマドリードの優勝回数が12回もあるんです。バルセロナが4回です。4回でも相当すごいのですが、レアル・マドリードの強さはとんでもありません。
サッカーは基本的に連覇は難しいとされています。しかし、2015-2016と2016-2017シーズンは連覇しています。クラブ内ではあるのですが、各国のリーグが集結した国際的な大会では非常に稀と言えます。次いでドイツ勢もバイエルン・ドルトムントと優勝経験があります。やはり、スペインとドイツはサッカー国としての地位が確立されていることが伺えます。
欧州サッカー界に君臨する王者
欧州サッカー界の王者といえば、クラブチームで考えるとUEFAが主催する欧州チャンピオンリーグの優勝チームになります。各国のリーグ戦上位のチームやカップ戦の優勝チームなどで争われる世界でも屈指のハイレベルな欧州チャンピオンズリーグで近年圧倒的な成績を残しているのがスペインのリーガ・エスパニョーラに所属するクラブです。
過去10年で、レアル・マドリードが連覇となった今シーズンを含む3度の優勝を飾り、ライバルであるFCバルセロナも3度優勝しています。また、アトレチコ・マドリードも二度の準優勝を数えるなど、他国のリーグの成績を圧倒しています。欧州サッカーは四大リーグと呼ばれるドイツ、イタリア、イングランド、スペインの国内リーグが世界でもレベルが高いと言われていますが、その中においてもスペインのリーガ・エスパニョーラのハイレベルさが浮き彫りになります。
その中でも頭一つ抜けているレアル・マドリードとFCバルセロナの両チームは、方や多大な資金を投入して各国のスター選手を集め、かたや育成組織を充実させて生え抜きの選手が多く活躍すると、チームの運営方針に違いがある中で拮抗した成績を収めているのが、スペイン全体のサッカーレベルや環境がハイレベルな証左であると言えます。